2019/02/10

超水道、海を渡る – Taipei Game Show 2019 後編

こんばんは!山本すずめです。
前回に引き続き、Taipei Game Show 2019に参加するため、台湾へ行ってきた様子をお伝えいたします!

前編をまだ読んでいない方はこちら!

〜前回のあらすじ〜

Taipei Game Show 2019 出展のため、海を越え台湾へやってきた超水道。
小籠包の美味しさや、ホテルの水が黄色いことに衝撃を受けたりしながら、用意してきた中国語版のデモを駆使してなんとかイベント一日目を無事終えることができた。
夜市を楽しんだあと、イベント2日目に万全の状態で挑むため、一日目の反省会を行い就寝した超水道だったが…

 

1月25日(イベント2日目)

台湾遠征も折り返し。いよいよイベント二日目です。
そして、事件は起こります…。

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二日目の朝もバイキングから始まります。
バターの所在が分からず、謎の「CREAM」と書かれた何かをパンに塗りたくって食べたり、ゆで卵に塩をかけ忘れたものの面倒くさくてそのまま食べたりしつつ、準備をし、タクシーに乗って会場へ。

タクシーに乗りながら、なんとなく胃が重いことに気づきました。
昨晩買ったタピオカミルクティーのタピオカが、想像よりもたっぷり(ほんとにたっぷり!)入っていたために「胃もたれかなぁ…」と思い、胃薬を購入するため現地の薬局へ。

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会場の外でパシャリ。二日目はとっても良い天気でした。
しかしお腹はそれどころではなく、薬局まで歩く道のりの間も、じわじわとダメージが蓄積していきます…

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100元で胃薬を買い、なんとか服用(めちゃくちゃまずかったです…)したものの、その頃からむしろ体調が悪くなってきました。

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あまりにも痛かったので、ミタくんには申し訳なかったのですが、スペースを離れ「ダメになるソファスペース」でしばらく休むことに…

横になるとすぐさま、順調に(!?)体調が悪化していき、発熱と、強烈な腹痛・吐き気が。
その後はほぼ身動きが取れず、水を飲むかトイレに籠もるか横になるかしか出来ないほど。
ミタくんからホテルに一旦帰ることを勧められたものの、タクシーに20分前後揺られて戻るほどの体力もないし、一人で無事に帰れるような自信も持てず、昼過ぎまでジッとしていましたが、、、なんとか気力を振り絞りスペースへ復帰。

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イベント一日目はあまり写真を撮れなかったのもあり、二日目は気合を入れて沢山撮ろうと思っていた矢先の出来事でした…。

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向かいの開発者の方も体調を崩されているようだったので、「あぁ、やっぱり海外で体調崩すってよくあるのかなぁ…」とぼんやり思いつつ。

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意地で撮りました。

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通訳のアルバイトの方もいらっしゃったのですが、僕がほとんど使い物にならないがためにご心配をおかけしました…。

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ようやく思い出したように、持ってきたiPad Proにディスプレイの案内を描きました。
(そしてこの瞬間、写真を撮るだけの体力が静かに果てる)

その後、朦朧としながらも、なんとかお客さんとお話したり、トイレに籠もったり(ある便器だけやたら冷房が直撃して寒かったので個室移動して気付いたら紙が無くて絶望したり)していたらイベントが終了していました……

ほうぼうにめちゃくちゃ迷惑をかけながら、なんとか会場を後にしてホテルへ(本当にすみませんでした…)。
発熱・腹痛・吐き気が酷すぎると、まともに寝ることさえできないということを知った夜。

その頃にはミタくんも体調不良を訴えており、最悪の想像が頭をよぎります。

まさかの「全滅」………!!!!!

風呂の水が黄色いことで騒いでいたあの頃が懐かしい……

トイレとベッドを往復するだけの生き物と化した二人にとって、世にも恐ろしいほど、地獄のような永い永い夜が始まったのでした…。


1月26日

スポーツドリンクを永遠に飲み、上と下からすべてを出し切る過酷なエクストリームスポーツに一晩中挑み続けたことで、深夜3時ごろに峠を超え、朝にはなんとか起き上がれる程度にはなりました。

別のホテルへ移動するため、イベント期間中に泊まったホテルのチェックアウトを済ませ、エレベータへ。
その時一緒に乗り合わせた別の開発者の方たちによると、その方たちもイベント2日目に体調を崩されたとか。

さらに、後で聞いたところによると、同じホテルに泊まっていた複数の開発者の方が(日本人だけじゃなく別の国の方も)同じような症状を発症していたことが明らかに…。
イベントで向かいにいた開発者の方も同じホテルだったとか…

え・・・これって・・・

しょくちゅうどk・・・

 

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まさかのホテルの朝食で・・・?

 

(回避しようがねぇ!!!!)

疑惑はついに疑惑のまま、このまま台湾遠征が終わるのも残念すぎるので、当初の予定どおり、有名な観光地「九份」へ行くことに。

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市街地にある「松山」駅から電車に揺られ20〜30分ほどで最寄りの「瑞芳」駅へ。

ここからさらにバスで20分ほど。

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ついに九份に来ました!
海が近い!

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セブンが九份老街の入り口です。
人がたくさん…さすが観光地です。ちょいちょい日本語も聞こえてきます。

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いろんなお店が軒を連ねており、見てるだけでも結構楽しいです。
(胃腸は相変わらずなので、観光地らしいものは何も口に出来ず…)

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階段を登った先に、唐突に寺院があったり。

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途中のお茶屋さんで休憩。
「凍頂烏龍茶」なるものを注文…美味しい…

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茶屋のオープンデッキから海が一望できます。
お茶の美味しさと澄んだ潮風によって、幾分か体と心が癒やされました。(ただし寒い)

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調子にのってワッフルを注文しましたが、サクッと軽い口当たりで、食べられました…良かった(ダウン後初の固形物)

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その後もしばらく散策を続け、

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気がついたら良い時間になっていました。

ありがとう九份、楽しかったです。

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市街地まで帰ってきて、晩ご飯は丸亀製麺のうどん。
台湾まできてうどん、なぁ。。。
体調が万全だったらもっと台湾っぽいもの食べたかったんだけど…。

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ホントは卵乗せるつもりじゃなかったのに、体が栄養を欲したために、いつのまにか卵が乗っています。

…たいへんおいしく、いただきました。

 

1月27日 最終日

ついに最終日。
台湾にはどうやらアニメイトがあるらしいぞ、ということで、創作集団・超水道。
現地の方々がどんなコンテンツを摂取しているのか知るため、アニメイトへ行ってみました。

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店構えは違和感なし。

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ラインナップは…

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はぁっ、さくらちゃん……ッ

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日本とほとんど変わらないですね。
当然なのかもですが、ちゃんとローカライズされてます。

むしろ、台湾オリジナルのものが見当たらないというか、どれか分からないというか…。

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と、思いきや、ようやく発見!

…しかし、それ以外は見つけられず…

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日本語のオリジナルも置いてありました。

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大閃光もあります。

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アイちゃんもいます。

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アイドリッシュセブンのコラボカフェ?もあります。

というわけで、現地のアニメイトも日本のアニメイトもあまり変わらないことがわかりました。
(写真はありませんが、同人もありました)

初日や二日目は結構街を歩きましたが、その時は日本のゆるキャラとか、ポケモンとか、サンリオとか、広い意味での「かわいい」に属するものはとてもよく目に入ったんですよね。

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でも、もっとサブカルとかオタク文化寄りのもの(例えば「美少女」とか「萌え」系のもの)の割合が結構少ない気がしていて(ワンピースを始めとするジャンプ系はちょいちょい見ましたが)。

アニメイトには変わらずあったわけですが、そのあたりはむしろ日本が特別なのかもなぁ、と思いました。

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モスバーガーで小休憩をとり
(旅先でチェーン店はどうなんだと思っていましたが、何が出てくるかわかるので、こういう時は本当に助かりますね)

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いよいよ台湾ともお別れです。
短いようで永いようで…でもやっぱり短い5日間でした。

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海外での初展示を通して、気付いたこと、学んだこと、いろいろあります。
それらを活かして、ghostpiaの開発を引き続き頑張っていきます。

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前編・後編2回に渡って長々と書いてしまいました。
どこからどこまで書けばよいか、なかなかまとまりませんでしたが、写真に頼った多めにしたことで空気感は伝わったんじゃないかと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

 

ありがとう台北ゲームショウ、ありがとう台北、ありがとう台湾!

 

ただし食中毒(疑惑)、お前は許さねぇ。